こんにちは、昭和住宅の岡田です。

 

「年明けより年内に入居したほうがお得って聞いたけど、本当ですか？」

そんなご質問をいただくことがあります。

 

これは、住宅ローン控除に関係するお話です。

 

 

何度かお伝えしているとおり、住宅ローン控除とは、住宅ローンを利用して家を建てた場合に、年末のローン残高に応じて税控除が受けられる制度です。

控除期間13年間、控除率は0．7％で、借入残高5,000万円を限度として控除が受けられます。

 

では、年内入居と年明け入居というたった数日の差によって、住宅ローン控除がどう変わってくるのでしょうか？

先述の通り、住宅ローン控除は、“年末”のローン残高に応じて控除額が決まります。

そのため、今年の年末、2022年12月に入居したとすると、年末のローン残高は借入れた総額とイコールで、控除額は最大に。

 

一方で、2023年の1月に入居した場合はどうでしょうか？

2022年の年末時点ではまだローンを借りていないので、当然のことながら控除なし。

そして、1回目の控除が来年の年末、2023年末の残高をもとに計算されますが、その時点ではすでにローンを1年間払い続けているため、残高も1年分減ってしまっているのです。

つまり・・・

12月入居と1月入居では、控除対象となるローン残高にまるまる1年分の差が出るということ。

 

 

したがって、もし、スケジュールの調整ができるのでれば、年が明ける前に入居されるのがいいかと思います。

住宅ローン控除のことばかりを考えて、焦って決めるのは本末転倒ですが、可能な限りお早めの入居をおすすめします。

 

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