マイホームの知っ得コラム
カテゴリ

室内物干しスペースのメリット及び工夫

最近は、家の中に室内物干しスペースを取り入れるご家庭が増えてきました。これまではベランダや庭に干すのが当たり前でしたが、共働き世帯の増加や都市部の住宅事情、さらに花粉やPM2.5といった外の環境の影響で、外干しだけでは不便なことも多くなっています。

室内物干しは、雨の日だけの代わりではなく、暮らしを快適にしてくれる“新しい標準”ともいえる存在です。ここでは、そのメリットと、毎日気持ちよく使うための工夫をご紹介します。

 

■室内物干しスペースのメリット

 

 

 

〇天気を気にせず安心

一番のメリットはやっぱり天気に左右されないこと。梅雨や台風シーズン、冬の冷たい風でも、室内にスペースがあれば安心です。小さなお子さんがいるご家庭や洗濯物が多いご家庭にとっては、いつでも干せる場所があることが大きな安心につながります。

 

〇花粉や黄砂の心配が少ない

春の花粉や大気中の黄砂、排気ガスなどは外干しすると衣類に付きやすいもの。アレルギー体質の方や小さなお子さんがいる家庭では特に気になるところです。室内干しなら外の汚れを避けられるので、清潔さや健康面でも安心です。

 

〇防犯の面でも安心

外に洗濯物を干しているかどうかは、家の状況を外から推測されてしまうきっかけにもなります。特に一人暮らしや留守がちな家庭では、防犯上も心配な点です。室内干しなら、生活感を外に出さず、安心して過ごせます。

 

〇家事の効率がアップ

洗面所や脱衣所の近くに物干しスペースを作れば、洗う→干す→しまうの流れがスムーズになります。クローゼットとつながっていれば、乾いたらそのまま収納できるので、家事がぐんと楽になります。

 

〇ちょっとした空間も有効活用

廊下や階段の踊り場、天井の上部など普段はあまり使わないスペースを活用できるのも魅力です。折りたたみ式や吊り下げ式を選べば、必要なときだけ使えて、省スペースでも導入しやすいです。

 

■快適に使うための工夫

 

 

〇換気と除湿をしっかり

室内干しで気になるのは「湿気」と「におい」。乾きが遅いと生乾き臭の原因にもなります。サーキュレーターや除湿機を併用したり、部屋干し機能のあるエアコンを使ったりすれば、ぐっと快適に乾かせます。

 

〇干し方を工夫して早く乾かす

空気の流れを意識して干すのも大切です。シャツはボタンを外して襟を広げる、タオルは筒状に干す、ハンガーは交互に並べて空気が通るようにするなど、ちょっとした工夫で乾きが早くなります。

 

〇コンパクトにしまえる設備を選ぶ

天井からワイヤーを引き出せるタイプや、壁に折りたためるタイプなど、デザイン性も考えられた物干しが増えています。使わないときはスッキリ片付けられるので、お部屋がごちゃつかず安心です。

 

〇インテリアになじませる

「物干し=生活感」と思いがちですが、木製やアイアン調のデザインを選べばインテリアとも自然に調和します。リビングに設置しても違和感がなく、あえて見せる収納のように取り入れるのもおすすめです。

 

〇家事動線を意識する

毎日のことだからこそ、動線は重要です。洗濯機のすぐ近くに干せる場所があると移動もラク。さらに収納とつながっていれば、干すから片付けまでが一気に完結して、とても効率的です。

 

■まとめ

室内物干しスペースは下記などたくさんのメリットがあります。

 

・天候を気にせず安心

・花粉や黄砂対策

・防犯にも効果的

 

湿気や生活感などの気になる点も、ちょっとした工夫や設備選びで解消可能です。

家事の効率化や健康のためにも、そして安心して暮らすためにも、これからの住まいづくりには欠かせないポイントといえるでしょう。ライフスタイルに合った方法で取り入れて、自分たちにとって心地よい「洗濯スタイル」を見つけてみませんか。

お問い合わせ
お問い合わせ