
2025.12.10住まいのヒント

新築マンションを選ぶとき、誰もがまず気になるのはやっぱり「どこにあるか」ですよね。
その中でも「駅から徒歩5分以内」という条件は、昔からずっと人気のポイント。実際、不動産業界でも価値のある立地として扱われてきました。
でも、なんで徒歩5分がそんなに大事なんでしょう?
実際に住む目線でも、資産として持ち続ける目線でも、駅近が選ばれるのにはきちんと理由があります。
今回は、駅徒歩5分以内の新築マンションが資産価値が高いと言われるワケを、需要と投資の両面から解説していきます。

駅近のマンションなら、通勤や通学のストレスが軽くなります。
特に都市部だと、電車1本で主要エリアにアクセスできる安心感は大きいもの。雨の日でも歩く距離が少なくて済みますし、終電後の移動もタクシーいらずで済むなんてこともあります。
こうした“移動のしやすさ”は、暮らしの質を上げてくれる大事なポイントです。
さらに、駅のそばにはスーパーや病院、行政の窓口など、生活に必要な施設が揃っていることが多いので、普段の行動範囲をギュッとコンパクトにまとめられるのも魅力。忙しい毎日でも“時間にゆとりが生まれる暮らし”、それが駅近物件の強みと言えるでしょう。
一般的に、駅から離れるほどマンションの価格は下がっていきます。でも「徒歩5分以内」だと話は別。
駅近の物件は常に人気が高くて、時間が経っても値下がりしにくいという強みがあります。
将来、売却や賃貸に出すことを考えたときにも、駅近ならしっかりと価値を維持できるので、リセールバリュー(売却時の価値)が気になる方には特におすすめ。
資産として持つうえでも安心感のある選択肢と言えるでしょう。
③賃貸のニーズが安定している
賃貸物件を探すとき、「駅近」は今でも根強い人気条件です。特に徒歩5分以内の物件は、入居希望者の検索に引っかかりやすく、結果として空室リスクを大きく減らせます。
そのうえ、立地の良さが評価されて、相場よりも家賃を高めに設定できることも。つまり、駅近の新築マンションは実需だけでなく投資用としても魅力が高い物件だと言えるんです。
収益性と安定性、どちらも期待できるのが駅徒歩5分圏内の強みですね。
実際に歩いてみると、数分の違いはたいしたことないように思えますよね。でも、不動産の世界ではその「数分」がかなり大きな評価ポイントになります。
たとえば、不動産サイトで「駅徒歩5分以内」という検索条件を使う人は多くて、これを外れると物件がそもそも見られない…なんてことも。閲覧数が減るということは、それだけ購入や賃貸のチャンスも減るということなんです。
さらに査定価格や市場価値でも、「徒歩5分以内」と「徒歩10分」では、5〜10%ほど差が出るケースもあると言われています。たった数分の違いが資産価値に大きく影響する、これが駅近物件の奥深いところですね。
「駅近」というのは確かに大きな魅力ですが、それだけで資産価値がずっと維持できるわけではありません。長く価値を保つためには、駅からの距離に加えて、こんなポイントもチェックしておくのがおすすめです。
駅の機能性:快速が止まる駅か、ターミナル駅かどうか、利用者数がどれくらいか?
再開発の有無:周辺エリアに開発予定があるか、商業施設が増えそうか?
治安・住環境:夜は静かか、周りの雰囲気はどうか、地域のイメージは?
マンション自体のクオリティ:設備は新しいか、施工の品質や管理体制はしっかりしているか?
つまり、「駅徒歩5分以内」という強みをベースにしながら、こうした複数の要素も合わせて考えることで、将来の資産価値を見据えた物件選びができるんです。
駅近+αの視点が、失敗しない不動産選びのポイントと言えます。
でも実際のところ、都市部の駅近物件の人気は今でも根強いままです。
むしろ今のように働き方が多様になったからこそ、「電車でもすぐ動ける」「必要なときに都心にアクセスできる」という住まいの価値が、改めて見直されているとも言えます。
特に新築マンションって、そもそも供給が限られていて、駅近となるとさらに希少性が高まります。近くで再開発が進んだり、地域の用途が変わったりすれば、そのエリアの価値はさらに上がる可能性も大いにあります。
少子化・人口減少といった現実がある日本では、「人が集まる価値ある場所」の重要性はますます高まるでしょう。そういった意味でも、駅徒歩5分圏内の新築物件はこれからも資産性の高い選択肢であり続けるはずです。

新築マンションの「駅徒歩5分圏内」という条件は、ただ住みやすいというだけじゃなく、資産としての価値を長い目で支えてくれる大事なポイントです。
不動産を買うって、「どんな暮らしをするか」を選ぶと同時に、「どんな未来に備えるか」を考えることでもあります。そのどちらも満たしてくれるのが、駅近物件という選択肢なんです。
今後も“駅近”という基準は、不動産の価値を判断するうえで変わらない軸になるはずです。長く安心できる住まいとしても、将来に備える資産としても、駅徒歩5分圏内のマンションは心強い存在と言えるでしょう。