
2026.01.31マイホーム

リビングは、家族が集まり、日常の多くの時間を過ごす「住まいの中心」となる空間です。 そのため、できる限り快適で、家族全員が心地よく過ごせる場所であることが求められます。 しかし、新築住宅では自由度が高い分、 「住んでから後悔した」 「思っていた使い勝手と違った」 と感じてしまうケースも少なくありません。 本記事では、過ごしやすいリビングをつくるための考え方とあわせて、新築住宅のリビングでよくある失敗、リビングの間取りで押さえておきたいポイントについて分かりやすく解説していきます。

新築住宅のリビングを考えるうえで、まず悩みやすいのが「どれくらいの広さが必要なのか」という点です。 広ければ快適そうに感じる一方で、 •掃除やメンテナンスの手間 •冷暖房効率 •家具配置の難しさ といった問題が出てくることもあります。 リビングの広さは、単純に畳数だけで判断するのではなく、家族がどのようにリビングで過ごすのかを基準に考えることが大切です。
リビングの適切な広さに、明確な正解はありません。 家族構成や暮らし方によって、求められる役割が大きく異なるためです。 例えば、 •食事や団らんの時間だけリビングを使う家庭 •在宅時間の多くをリビングで過ごす家庭 では、必要な広さや空間の使い方も変わってきます。 「誰が」「どの時間帯に」「どのように使うのか」を家族で話し合い、そのイメージをもとに広さやレイアウトを検討することで、暮らしに合ったリビングづくりにつながります。

理想のデザインや開放感を重視するあまり、実際の生活を想定できていないことで後悔してしまうケースもあります。
リビングは住まいの中で最も使用頻度が高い空間です。
そのため、見た目だけでなく、日々の動きやすさへの配慮が欠かせません。
•家族が集まると通りにくい
•洗面所やトイレ、各居室への移動が遠回りになる
といった動線の悪さは、日常のストレスにつながります。
また、コンセントの位置が合わず、家具配置に制限が出てしまうことで、結果的に動線が乱れてしまうこともあります。
実際の暮らしを具体的にイメージしたうえでの設計が重要です。
「明るいリビングにしたかったのに、思ったより暗い」と感じる失敗もよくあります。
図面上では問題なさそうでも、
•隣家との距離
•建物の向き
•時間帯による日当たり
などによって、実際の明るさは大きく変わります。
周辺環境も含めて採光計画を立てることで、快適で心地よいリビング空間を実現しやすくなります。
リビングは家族全員が使うため、物が集まりやすい場所です。
収納が足りないと、書類や日用品、子どもの物などが出しっぱなしになり、生活感が強く出てしまいます。
リビング内や隣接スペースに収納を計画的に設けることで、すっきりとした空間を保ちやすくなります。
リビングの間取りには、空間を快適に、そして魅力的に見せるための工夫があります。
代表的なポイントを見ていきましょう。

リビングに吹き抜けを設けることで、縦方向に視線が抜け、開放感のある空間を演出できます。
また、1階と2階にいながら家族の気配を感じやすく、自然なコミュニケーションが生まれやすい点も魅力です。
一方で、断熱・気密性能が低い場合は、冷暖房効率が下がる可能性もあります。
吹き抜けを採用する際は、住宅性能にも十分配慮することが大切です。

リビング階段は、家族が必ずリビングを通る動線となるため、自然と顔を合わせる機会が増えます。
スケルトン階段などを取り入れれば、開放感を損なわず、デザイン性も高めることが可能です。
ただし、冷暖房効率や音の広がりなども考慮し、必要に応じてドアの設置や断熱対策を検討するとよいでしょう。
リビングとダイニング・キッチンの配置バランスも重要なポイントです。
近すぎると生活感が出やすく、遠すぎると使い勝手が悪くなります。
視線の抜けや家具配置を意識しながら、くつろぎの空間と生活動線をほどよく分けることで、快適なLDKをつくることができます。
リビングは、天井高や内装素材によっても印象が大きく変わります。
天井を高くしたり、梁を見せたりすることで、実際の広さ以上に開放的に感じさせることも可能です。
床材や壁材の色・質感を工夫することで、落ち着きのあるリビングや、明るく開放的な空間を演出できます。
リビングの設計は、広さ・動線・収納・間取りなど、検討すべき要素が多い分、悩みやすい部分でもあります。
だからこそ、数字や流行にとらわれすぎず、「自分たちの暮らしに合っているかどうか」を基準に考えることが大切です。
家族のこれからの暮らしを思い描きながら、長く快適に過ごせるリビングづくりを進めてみてください。