マイホームの知っ得コラム
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新築マンションと新築戸建てを比較

マイホームを検討する際に、新築・中古、マンション・戸建てなど多くの選択肢があります。
日本では新築の人気が高く、マンション、戸建てのいずれを選べば良いかは好みの分かれるところです。
マイホーム選びに失敗しない為には、新築マンション、新築戸建ての違いについてきちんと比較して特徴を理解しておく必要があります。
今回は、新築マンションと新築戸建ての違いについて徹底比較します。

●新築マンションと新築戸建てを価格面で比較

マイホームを購入するに当たって気になるのがやはり価格だと思います。
東京カンテイが作成した「マンション・一戸建て住宅データ白書2022(近畿圏)」によると、近畿圏の新築マンションの平均価格は5,014万円、新築戸建ての平均価格は3,544万円です。
ただし、新築マンションと新築戸建ての購入できるエリアは異なっており、近畿圏の行政区別ランキングによると新築マンションの第1位は兵庫県尼崎市、第2位は兵庫県西宮市、第3位は兵庫県明石市、新築戸建の第1位は兵庫県姫路市、第2位は兵庫県尼崎市、第3位は大阪府枚方市となっています。
ランニングコストについては、新築マンションに関しては管理費・修繕積立金、駐車場といった固定費が多く、日々の生活においては戸建ての方が有利と言えます。
ただ、戸建の場合は、設備の故障や庭の草木といった日常的な費用だけでなく、屋根や外壁工事、防水工事などの大規模修繕についても自分で行う必要があるので計画的に資金を貯めないといけない点には注意が必要です。

●新築マンションと新築戸建てを駅距離で比較

駅のイメージ

次に気になるのがやはり駅から自宅までどのくらい時間が掛かるかでしょう。
東京カンテイが作成した「マンション・一戸建て住宅データ白書2022(首都圏)」によると首都圏の新築マンションの最寄駅からの駅徒歩所要期間は5分、新築戸建ての最寄駅からの駅徒歩所要期間は15分です。
新築マンションについては、駅徒歩所要期間は5分以内に拘って供給されていることもあるように、通勤、通学など利便性を求めるのであれば新築マンションの優位性が高いと言えます。
一方で、戸建ての場合は駅から遠く離れることで床面積が広くなる傾向にあり、公園や自然が多い、静かであるなど生活環境を重視したいのであれば戸建てを選ぶのも良いでしょう。

●新築マンションと新築戸建てを将来の資産価値で比較

購入したマイホームが将来どの程度価値になるのかも気になるところです。
一般的にはマンションも戸建も経年により資産価値は減少しますがそれぞれ減少率がことなります。
国土交通省が2020年に作成した「中古住宅流通、リフォーム市場の現状」によると20年後の建物の資産価値は、マンションは減価償却年数(47年)の場合は約57%、木造戸建住宅の場青は約18%と大きな差があります。
戸建住宅の場合は、20年を経過すると建物の価値はほぼゼロになるので最終的には土地値のみです。
しかし、資産価値に関してはエリアや立地など固有の条件によって左右されることも多く、首都圏の駅徒歩5分以内のマンションや駅徒歩10分以内の戸建ての場合は購入時よりも価格が上昇しているケースもあります。
資産価値を保てるエリアかどうかを検討してマイホームを購入することも重要な要素と言えます。

●価格や利便性など自分の要望に合った物件を選ぶことが重要

ベストな家選びを

利便性や資産価値を重視するのであれば新築マンションの優位性が高いですが、特に首都圏では価格の高騰が激しく、所得が多くないと中々購入が難しい状況にあります。
部屋数を確保したい、生活環境の良いところで住みたい、ランニングコストを抑えたいということであれば新築戸建ての方が良いでしょう。
何を重視するかを明確にし、新築マンションと新築戸建てのどちらが自分にマッチしているかを把握することがマイホーム選びを成功させる秘訣です。

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