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戸建に太陽光発電システムをつけるなら新築時と後付けのどっちの方がメリットはあるの?

新築戸建への太陽光発電システムの設置は2021年頃から政府でも議論が進められています。
東京都では他の都道府県に先駆けて2025年4月から太陽光パネル設置を義務付ける法案が可決しており、今後は全国的にも太陽光発電システム設置は義務化が進むことが予想されます。
これから新築の購入を検討している人は、太陽光発電システムについての知識を身に着けることは必須と言えるでしょう。
太陽光発電システムの設置については、新築時に設置する方法と後付けする方法があります。
新築時と後付けではどちらの方がメリットはあるのでしょうか。
今回は、新築時と後付けのメリットについて比較します。

●新築時に太陽光発電システムを設置するメリット

1.設計段階から企画できる
新築時に太陽光発電システムを設置する一番のメリットは設計段階から企画できる点です。
太陽光パネルの設置場所を自由に設計できるので統一感のあるデザインが可能で、屋根の角度を調整することで発電効率を最大化できます。

2.コストを抑えることができる
建設コストに組み込むことで足場代などのコストを抑えることができます。
住宅ローンに組み込むことができるケースもあるので、太陽光発電システムでローンを組むよりも低金利で借り入れが可能です。

3.利益を最大化できる
太陽光発電システムについては、設置した段階で発電が可能なので新築時に設置する方がより長い期間の発電が可能です。

●新築時に太陽光発電システムを設置するデメリット

1.設計に手間がかかる
新築時に太陽光発電システムを設置する場合は、建物以外に太陽光システムを設置するための建築プランを立てる必要があるので、通常の建築プランよりも設計に時間が掛かります。
仕事が忙しく、建築プランの打合せ時間を取れない人には負担になる可能性があります。

2.後から良い商品が出てくる可能性がある
後付けと比べ、検討期間が限られており、短期間で太陽光発電システムを選択しなければなりません。太陽光発電システムの技術は日々進歩している為、後からより高い発電効率の商品が出てくる可能性があります。

●太陽光発電システムを後付けする場合のメリット

1.コストの分散が可能
新築時に太陽光発電システムを設置すると初期の建築コストが増加しますが、後付けする場合は、建物の完成後に設置するので建築コストの分散が可能です。

2.時間をかけて商品を選ぶことができる
太陽光発電システムの技術は日々進歩しており、後付けにすることで時間をかけてより良い新商品を選ぶことができます。

3.適正な容量のシステムの設置が可能
後付けの場合は、実際に生活する上でどの程度の電力が必要なのかを把握できるので、実際の電力需要に基づいて適正な容量の太陽光発電システムの設置が可能です。

●太陽光発電システムを後付けする場合のデメリット

1.コストが高くなる可能性がある
後付けの場合は、太陽光パネルを設置するために改めて足場を組む必要があり、新築時に設置するよりもコストが高くなる可能性があります。

2.効率よく発電できないケースもある
後付けの場合は、出来上がった建物に太陽光パネルを設置するので効率的に発電できる角度での設置が難しい場合があります。

●新築時に設置する方がメリットは大きい

新築時に設置する場合、一番のメリットはデザインや発電効率を考慮しやすく、初期費用は増えますが後付けするよりも工事費用など全体的なコストを抑えることができます。
後付けするよりも新築時に設置する方がメリットは大きいです。
これから新築の戸建ての建築を計画しようと考えている人は、新築時に設置することを検討してみてください。

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